インドの神様の名を持つカップ
クメールゴデ農園の歴史は古く1921年にさかのぼり、イギリス植民地の時代からコーヒーの生産を続け、栽培技術を蓄積し続けています。 カルナタカ州最高峰のムラヤナギリ山の急斜面、標高1100〜1400mというコーヒー栽培地としては インドでは数えるほどしかない高い標高に位置しており、未開の地に近いジャングルのような場所で交通手段も限られているため、限られた量の栽培しか行うことができません。大規模画一的な農園ではない、天然の森林の環境に近い環境でコーヒーが栽培されています。
またコーヒー産業を支える地域の方々に対して、学校の運営の補助を行っています。 収穫期における農園と地方都市を結ぶコミュニティバスの運行、農園で働く従業員の子供向け学資ローンの利子補給制度の拡充、ソーラーパネルを設置し、発電とその電気でパルパーや送風機を動かす、コーヒーチェリー、パルプを原料とする天然たい肥製造機の設置など、働く人や地域環境との共生を推進しています。
インドの山岳地帯はスコールの影響もあるため、時間のかかるハニープロセスなどはビニールハウス内で乾燥させる必要があり、手間暇がかかります。発酵、乾燥を終えた段階で脱穀し、カッピングを行い、カッピング評価と乾燥発酵の時間や温度変化のデータと紐づけて品質向上のためのデータとしてい ます。
ガネーシャとはヒンドゥー教の神の一柱で、 豊穣、知恵、商売繁盛の象の神としてインドの人々に愛されています。 豊かに実ったクメールゴデのコーヒーが、遠く海を隔てた場所へ届き多くの人に愛され、 商売繁盛となるように願いを込めて、ガネーシャと名づけられました。
ブラウンシュガーのアフターが特徴のミディアムライトなカップです。
■ハニープロセスについて:詳しくはこちら
風味特性
フレーバー:アーモンド、ハーブ
アシディティ:オレンジ、ブルーベリー、カシス
アフター:ブラウンシュガー
ボディー:ミディアムライト
焙煎度:中煎り
是非飲み比べてお楽しみください
世界のコーヒーを巡る旅〜アジア編~ のカップはこちら
インドでも数少ない、高い標高に位置している農園で栽培されています。
働く人や地域環境との共生も推進しています。
手間暇かけたハニープロセスで仕上げられたカップ。
生産国:インド
地域:カルナータカ州チクマガロール地区
農園または母体名:クメールゴデ農園
標高:1100m〜1400m
品種:SL795、SL9、カウベリー他
精製方法:レッドハニー
乾燥方法:天日・室内
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